2009/07/14

よいコンピュータシステムとは

最近、コンピュータシステムを軽視して、大きな事故につながるという事件が多いように思います。 

 システムが巨大化せざるを得ない実態をみると、これからも本当に現状のやり方が通用するのだろうかと疑わしく思います。

 製造業で長らく電算システムを担当したきた私が、本音で思うことは、「早い安い上手い」システムであると同時に「壊れにくい」が大事です。
 もっと極端に言えば、「トラブルを起こしにくいシステム」が、すこし導入時にコストがかかっても、大事だと思っています。

 現代ではパソコンを操作するのは、特別にオペレータとして教育訓練を受けた人でない場合がほとんどと言って良いでしょう。

 それだけにこれからはトラブルを未然防止する技術が重要になってくると思います。

 例えば、ソフトをローカルに置くのか、インターネット越しにwebサーバーに置くのかという問題も十分検討する価値があります。

 約10年間に渡りWebアプリケーションの開発と運用に関わってきた者として、以下に意見を述べてみたいと思います。 

 1.早いはローカルが一番、いくら光ケーブルの時代だからといってローカルドライブの早さにはかなわない。 

 2.安全の観点からはローカルが一番危険。HDDの故障率は決して安心できるレベルではない。バックアップをとっても、それを正しく運用できるかという問題は別に存在する。 

 3.使い勝手はやはりローカルのリッチな環境にはかなわない。 

 4.保守作業から見たら、ローカルはNG。

 数台のPCクライアントぐらいでは何ともないですが、数十台以上になると手に負えません。現実に生きているシステムであれば、システムの改修や更新は多いですから管理しきれません。

 その点、Webサーバーだけ管理していれば良いというのは最高です。

 いいとこ取りで考えれば、ローカルの贅沢な環境と速度に加えインターネットWebサーバ並みの安全性と管理の容易性を確保したいのです。


システム開発会社をつくった理由

私がコンピュータシステムを開発したり、開発したシステムを保守したりする会社をつくった理由は、現状のシステムに不満があったからです。

その不満とは、主に開発時間がかかりすぎることです。

システムの立ち振る舞いが決定したら一発で動くシステムを、しかもほぼ自動で作成できるツールを開発することが私の目標の一つです。

では、その夢のような目標が達成したらどうするのですか。もちろん、ユーザーのために役立つシステムをスルスルと完成させ、本来の業務である顧客や関係者のための業務により多くの時間を使えるようにしたいのです。

開発や保守に手間がほとんどかからないということは、システムの詳細は仕事を進めながらできるということです。

このことは悪く解釈するとソフトの使い捨てという事態かも知れません。

しかし、本来コンピュータに使われるのではなく、コンピュータを使いこなすという観点でみれば、使い捨てソフトという状態は、あるべき姿ではないでしょうか。

どんなに立派なシステムでも、役に立ってはじめて価値が出るのであって、システムの価値はそれを構築し維持するコストと直接つながるものではありません。